蒼空の下を、キミと2人で
「…」



「蒼?どうしたんだよー?」



なんて言えばいいかも分からない。



「あーおーいー?」



「…にこが…叶多先輩と…」



言いたくない。



信じたくもない。



「相合傘…してた…」



佑樹ははっとして、



「今から行ってくれば!?



まだ間に合う!!」



と叫んだ。



「いいよ、あんなに幸せそうだったし。」



ぽろっ



涙が一粒こぼれた。



あぁ、諦めたくない。





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