蒼空の下を、キミと2人で
ジュースを飲んで、待っていると、



「水瀬さん、集中治療室にどうぞ」



と呼ばれた。



蒼、大丈夫かな。



ガラガラー



そこにいたのは、



「にこ」



意識がはっきりしていて、しゃべれてる蒼だった。



「蒼!」



無事でよかったと思ったのと、朝からの緊張がほぐれたので、涙が止まらなくなった。



「にこ、泣くな」



「…うん」



「蒼、よく頑張ったね」



蒼のお母さん。



「偉いぞ」



蒼のお父さんも続く。



「ご両親には、いろいろと説明がありますので」



そうして、蒼のお母さんたちは、診察室に行った。
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