蒼空の下を、キミと2人で
ドアを開ける前には、涙を止めた。



家には、風邪で大変なお父さんと、その看病で疲れてるお母さんがいる。



心配をかけるわけには、いかなかった。



「ただいまー」



「にこ!



お帰り〜!」



お母さんは、バタバタしていた。



「大丈夫?



何か手伝おうか?」



「ううん、大丈夫。



夜ごはん、置いてあるから、食べて?」



「うん!」



2日連続1人かぁ。



ちょっと寂しいけど…



今日は、エビフライだった。



お母さん、大丈夫かな。



明日は休みだし、早く寝よう。
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