蒼空の下を、キミと2人で
ピピピッ
アラームと同時に起きて、上半身だけを起こした。
コンコン
「蒼ー、来たよ!」
にこは、俺を見るなり絶句した。
「蒼!?
どうしたの!?」
にこの指は鎖骨を指していた。
「だい…」
大丈夫と言おうとして口をつぐんだ。
危ない。
「あー、これ?
食べれないから、って川崎先生が」
にこは、点滴を優しくなでた。
「大変だったね」
「そんな痛くなかったけどね」
にこは、今日もクラリネットを持って帰っていた。
持たせてもらったが、結構重かった。
あの小さい身体で、リュックとさらにこれを持っているにこを見たら、すごくかわいかった。
にこは、最近できるだけ長くいたいからって、いつも宿題をここでやる。
分からないとこを聞いてくる。
「ここのところの公式ってなにー?」
それは、こうって教えたら、すぐわかる。
理解が早い。
「にこちゃーん、面会時間、もうそろそろ終わりねー」
佐藤さんが声をかける。
すると、にこは寂しそうな顔をして、
「バイバイ」
っていう。
夜遅いから、最近は自転車に乗るっていっていた。
「またな」
今日も終わった。
アラームと同時に起きて、上半身だけを起こした。
コンコン
「蒼ー、来たよ!」
にこは、俺を見るなり絶句した。
「蒼!?
どうしたの!?」
にこの指は鎖骨を指していた。
「だい…」
大丈夫と言おうとして口をつぐんだ。
危ない。
「あー、これ?
食べれないから、って川崎先生が」
にこは、点滴を優しくなでた。
「大変だったね」
「そんな痛くなかったけどね」
にこは、今日もクラリネットを持って帰っていた。
持たせてもらったが、結構重かった。
あの小さい身体で、リュックとさらにこれを持っているにこを見たら、すごくかわいかった。
にこは、最近できるだけ長くいたいからって、いつも宿題をここでやる。
分からないとこを聞いてくる。
「ここのところの公式ってなにー?」
それは、こうって教えたら、すぐわかる。
理解が早い。
「にこちゃーん、面会時間、もうそろそろ終わりねー」
佐藤さんが声をかける。
すると、にこは寂しそうな顔をして、
「バイバイ」
っていう。
夜遅いから、最近は自転車に乗るっていっていた。
「またな」
今日も終わった。