蒼空の下を、キミと2人で
コンコン
「蒼ー!」
「…にこ」
蒼は、酸素マスクをしていた。
鎖骨の点滴といい、酸素マスクといい、会うたび機械が増えてるような気がして、怖くなる。
まだ2週間も経ってない。
大丈夫だよ、きっと。
「にこ、勉強進んでる?」
酸素マスク越しだと、小さく聞こえる蒼の声。
「全然!(笑)」
「そんなんじゃ、1位奪われるぞー」
違うよ、1位は蒼だよって言おうとしたけど、やめた。
蒼が泣きそうになって唇を噛み締めたからだった。
「蒼ー!」
「…にこ」
蒼は、酸素マスクをしていた。
鎖骨の点滴といい、酸素マスクといい、会うたび機械が増えてるような気がして、怖くなる。
まだ2週間も経ってない。
大丈夫だよ、きっと。
「にこ、勉強進んでる?」
酸素マスク越しだと、小さく聞こえる蒼の声。
「全然!(笑)」
「そんなんじゃ、1位奪われるぞー」
違うよ、1位は蒼だよって言おうとしたけど、やめた。
蒼が泣きそうになって唇を噛み締めたからだった。