蒼空の下を、キミと2人で
「ということで、受けてもいいって!」



昨日のことを話した。



「ありがと」



佑樹くんが範囲のプリントを渡した。



「頑張って1位キープしろよ!」



「あぁ!」



2人がキラキラ輝いて見えた。



「じゃあな、また明日!」



佑樹くんが帰った病室で、蒼は早速勉強を始めた。



「にこー」



「んー?」



蒼が手を止めてこっちを見る。



「今回はさ、2位でいいとか言わないで、本気でやってほしい」



「うん、頑張ってみる!」



でも、私が頑張ったところで、蒼には勝てないよ。
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