蒼空の下を、キミと2人で
にこside
日曜日。



蒼の病室に向かう途中。



「にーこ」



びっくりして、振り返ると、蒼がいた。



「蒼!?



どうしたの??」



「川崎先生と話」



病気のことだろうな。



「そうなんだ!」



2人で歩き始める。



「そういえばね、新しいマフラー買ったんだぁー!」




マフラーを見せた。




「ん、可愛い」



え、今、可愛いって。



「ねぇ、もう一回言って?」



「嫌」



蒼の病室に入った。



「なんでよー、言って!」



「…可愛い」



やっぱり蒼は真っ赤になった。
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