蒼空の下を、キミと2人で
「もしもし?



蒼がね、高熱で…」



ー あら、どうしよう。



今、用事があって…



「そうですか…」



場所を聞くと、ここから車で2時間はかかるぐらい遠かった。



ー できるだけはやく行くから。



ごめんね。



「はい、待ってます」



蒼のお母さんはとても焦っているようだった。



蒼のいる病室へと急ぐ。



途中で、自動販売機があったから、自分のお茶と、蒼にあげるスポーツドリンクを買った。



「蒼!」



蒼はベットにいなかった。



ドアのすぐ近くにあるトイレのドアが空いていた。



蒼は吐いちゃってて。



「ベッドに戻ろう?」



ベットに戻ると、やっぱり苦しそうで。



1番辛いのは蒼なのに、やっぱり大好きな人が苦しんでるのを見るのは嫌だった。
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