蒼空の下を、キミと2人で
にこが汗をふいてくれる中、眠いけど、寝てしまったらもう目を覚まさないんじゃないか、と思って起きていた。



「蒼!」



母さんだった。



そして、川崎先生。



また熱を測ると、下がって、38.3℃になったらしい。



「翌朝には下がるでしょう。



また夜上がるかもしれませんが。」



母さんが心配そうに見つめる。



にこも涙目だった。



ただの熱なのに。
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