蒼空の下を、キミと2人で
蒼の病室に走る。



今日はなんだか元気そう。



「にこ、好きだよ」



「私も!!」



そんな会話ばっかり繰り返して。



「にこ、これ食べる?」



蒼が取り出したのは、苺みるくとプリン。



「食べるっ!」



「これ、好きだろ?」



「うん!」



やっぱり蒼はなんでもわかってる。



「おいしいー!」



「そうやって、美味しそうに食べるにこ、



…好き」



さっきだって大好きとか散々言ったのに、照れて顔が火照る。



「顔が真っ赤。



りんごみたい」



「何、その例えー!!」



今日も元気そうで、よかった。
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