蒼空の下を、キミと2人で
冬休み初日。



コンテスト前、最後の部活だ。



「にこちゃーん、緊張するよー!」



どきどきする。



「そうだねー。



金賞取れるといいね!」



いつもより丁寧に楽器を磨いて、しまう。



とにかくこの緊張を紛らせたくて、いつもより急いで病院へ走った。



「蒼!」



「にこ!?」



蒼は驚いていた。



「学校は??」



「ふ・ゆ・や・す・み!」



蒼は嬉しそうに笑う。



その顔を見てると、自分まで嬉しくなる。
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