蒼空の下を、キミと2人で
「にーこ、起きて」



にこは目をこすりながら、起きた。



「運んでー」



まだ寝ぼけてる。



「もう、しょうがないな」



にこが手を伸ばす。



にこをお姫様抱っこ。



軽すぎて、心配になるほどだった。



階段を下りる。



転んだりしてにこを落とさないように、慎重に。



佑樹は俺とにこを見るなり、



「なになに?



新婚さん?(笑)」



とからかう。



「にこのお母さんと蒼くんのお母さんがおせち持ってきてくれたよー!」



そっとにこを降ろす。



「お腹減ったー!」



にこはそう言って蓋を開けた。
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