蒼空の下を、キミと2人で
1人るんるんで帰っていると、ちょっと前に蒼を見つけた。



精一杯の速さで走る。



蒼に聞いてほしかったから。



「あーおい!」



背中に飛びついた。



「!?」



すごく驚いていた。



「あのね、聞いてほしいことがあるの。」



「なに?」



ひと呼吸して、話し始めた。



「叶多先輩に告白されてね、なんと…



付き合うことになったんだぁー!!」



「よかったじゃん。」



それだけ?



もっと喜んでくれると思ったのになー。



彩花も、とても喜んでくれた。
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