蒼空の下を、キミと2人で
そのあとは、おみくじを引いた。



「うわぁー、凶だぁー!!」



新年早々ついてないな。



彩花は中吉、佑樹くんは吉。



蒼は…



「大吉!?」



大吉だった。



蒼は相変わらず反応薄いけど。



これで病気にも勝てるよね、きっと!



凶のおみくじを結ぼうとしたけど、届かない。



踏み台でも置いてくれればいいのに!



でも、蒼が結んでくれた。



「相変わらず小さいなー!」



「もうっ、ありがと!」



にこの家に帰ると、



「にこ、ごめん。



昼には帰るって言っちゃった」



もう戻っちゃうんだ。



「送っていくよ!」



「いいよ、俺が送る」



佑樹くんに遮られた。



「でも…」



「大丈夫だって!



また明日な!」



そう言って、蒼と佑樹くんは出て行った。
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