蒼空の下を、キミと2人で
のどが渇いて、彩花の分もお茶を入れたとき。
「なにこれ…?」
粉薬だった。
「にこ、それ蒼くんの忘れ物じゃない?」
蒼のかぁ。
「私、行ってくる!」
「じゃあ私も帰ろうー」
2人で家を出た。
「にこ、頑張って!」
「うん!!」
その時、なぜか自転車という手段は思いつかなかった。
病院だから、もらおうと思えばもらえるはずなのに、焦ってて、蒼はこれがないとすっごく困るんじゃないかと思って。
信号で止まるたびに早く行きたくて足踏みしてしまう。
いつもの暖房が暑い。
「蒼!」
蒼はすごく驚いていた。
「これ、ないと困ると思って…」
必死な私とは対照的に蒼は笑った。
「そんな困らないよ。
でも、ありがと」
「じゃあ、明日ね!」
病室を出た私を佑樹くんが走って追いかけてきた。
「にこちゃん、彩花は本当に俺のこと好きかな??」
いきなりの相談だった。
「彩花は佑樹くんのこと好きだと思うよ!
彩花は不器用だから、愛情表現が苦手なんだと思う、多分。
でも、彩花は佑樹くんが思ってるよりずっと佑樹くんのこと好きだよ、絶対」
まぁ、佑樹くんがそう思うのも無理はないと思う。
でも彩花は佑樹くんのことがほんとに好きだった。
「なにこれ…?」
粉薬だった。
「にこ、それ蒼くんの忘れ物じゃない?」
蒼のかぁ。
「私、行ってくる!」
「じゃあ私も帰ろうー」
2人で家を出た。
「にこ、頑張って!」
「うん!!」
その時、なぜか自転車という手段は思いつかなかった。
病院だから、もらおうと思えばもらえるはずなのに、焦ってて、蒼はこれがないとすっごく困るんじゃないかと思って。
信号で止まるたびに早く行きたくて足踏みしてしまう。
いつもの暖房が暑い。
「蒼!」
蒼はすごく驚いていた。
「これ、ないと困ると思って…」
必死な私とは対照的に蒼は笑った。
「そんな困らないよ。
でも、ありがと」
「じゃあ、明日ね!」
病室を出た私を佑樹くんが走って追いかけてきた。
「にこちゃん、彩花は本当に俺のこと好きかな??」
いきなりの相談だった。
「彩花は佑樹くんのこと好きだと思うよ!
彩花は不器用だから、愛情表現が苦手なんだと思う、多分。
でも、彩花は佑樹くんが思ってるよりずっと佑樹くんのこと好きだよ、絶対」
まぁ、佑樹くんがそう思うのも無理はないと思う。
でも彩花は佑樹くんのことがほんとに好きだった。