蒼空の下を、キミと2人で
にこside
家に帰ると。



「にこ、お誕生日おめでとう!!」



夕方まで帰ってこないはずのお父さんとお母さんと、お姉ちゃんだった。



「えっ!」



豪華な料理が並ぶ。



「はいっ」



お姉ちゃんから、かわいい花柄のワンピース、お父さんとお母さんからは…




「わぁー!!」



家具が少なかった部屋に、新しい白のドレッサーがあった。



「ありがと!」



「まぁ、食べましょう!」



パスタにピザにローストビーフ。



「おいしい!!」



ケーキも、キツキツに17本さして。



新しいドレッサーでするドライヤーはちょっと特別な気分になる。



「おやすみー」



部屋に戻って電気を暗くする。



なんとなく、ベランダに出てみた。



「あっ」



流れ星だ。



一瞬で願い事をする暇もなかった。



ベランダのドアを閉めて、ベットに横になる。



目を閉じて浮かぶのは蒼の顔。



明日から部活始まっちゃうな。

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