蒼空の下を、キミと2人で
コンコン



「蒼!」



蒼は寝てた。



なんだぁ、急いで来たのに。



でも、病人なんだから仕方ないよね。



「ん、にこ…?」



今日の蒼は調子悪そう。



「おはよー!」



「おはよ…」



やっぱり元気ないなー。



「大丈夫??」



「ごめん、ちょっと…」



蒼が頭を押さえる。



そんなに痛いんだ。



「美優ちゃん呼んだほうがいいかな…」



「頭痛だけで大げさな(笑)



もう大丈夫」



そう言って蒼は笑顔を見せた。



よかった。



蒼がちょっと寄って、ベットをポンポンと叩くから、そこに座った。



そしたら後ろから抱きしめられて。



寒かったのに、一気にあったかくなった。



「宿題終わらないよー!



蒼やって!」



「ダメ。



どうせ字でバレて怒られるのはにこだよ?



自分でやって」



やっぱりやってくれないかぁ。
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