蒼空の下を、キミと2人で
冬休み明け。



昨日、ギリギリに宿題が終わった。



「にこ、大丈夫?



昨日寝た?」



「寝たけど、日付変わるまで宿題やってたから…」



彩花は呆れたようにため息をつく。



「まったく、計画性ないなー!」



「もう疲れたぁー!!」



宿題を全部提出して、ほっと安心する。



「早く蒼のところ行きたいなー」



「にこ、今日は部活ないから!」



やったぁ。



早く学校終わらないかな。



「すぅー、すぅー」



「もーもーせ!!



新年早々寝るなー!!」



だって宿題のせいで眠いんだもん。



「だって、宿題が終わらなくて…」



みんなが笑う。



「まぁ、いい。



百瀬は放課後職員室!」



え、放課後って言った?



「放課後だけはやめてください!



昼休み行くから!!」



彩花が笑ってる。



先生は、



「昼休みは忙しいから却下。



放課後、職員室に来るように!」



はぁー、放課後かぁ。
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