蒼空の下を、キミと2人で
「…失礼しまーす」



数学の先生の元に向かう。



「まったく、百瀬。



テスト結果はいいんだから、授業さえちゃんと受ければなぁー。」



長くなりそう。



適当に相槌を打って。



早く終わってよー。



「まあ、とにかく次寝たら反省文な」



反省文なんて絶対嫌だ!



「なんか用事があるんだろう?



行ってよし!」



やった!



「失礼しました!!」



結局、学校を出たのはいつもよりも30分もあとのことだった。
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