蒼空の下を、キミと2人で
ガチャ



「わかった!



蒼、叶多先輩に嫉妬してるんじゃない?」



あぁ、終わった。



「…」



「登下校ばらばらとか思ってる?



一緒に行くよ!っていうか。



一緒に行こうよ!」



にこはずるい。



こうやって期待させるから。



「だって、遅刻しても一緒に走ってくれるの、蒼だけだもん。」



分かってるのに、苦しくなる。



「…」



にこは、いただきますと言って、ジュースを飲み干した。



「ぷはー!



おじゃましました!」



そういってあっという間に帰っていった。
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