蒼空の下を、キミと2人で
20分後、佑樹が来た。



「にこちゃんも?



どうしたの?」



「叶多先輩」



「あぁー、そういうことか。」



佑樹が丁寧ににこに絆創膏を貼る。



「蒼も」



絆創膏を貼られた。



「佑樹、自転車貸して」



「なんで?」



「荷台がない」



そう、俺の自転車には荷台がない。



歩くと、ここから1時間はかかるし。



「いいよ」



そうして公園を出発した。
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