蒼空の下を、キミと2人で
にこside
準備当日。



クラスTシャツに、ジャージの格好で、蒼と学校に向かう。



「彩花ー


おはよー」



「おはよ」



早速準備が始まった。



「ちょっと誰かー、ペンキ取ってきて!」



黒い仕切りを塗っていたひとたちだ。



「私、行ってきます!」



教室を飛び出した。



あぁ、美術室遠いな。



「あ、蒼だぁー!」



「おー、にこ」



「蒼も美術室?」



「うん」



蒼は黄色、私は黒のペンキをもらった。



「またな」



「うん!」



教室に入る。



「取ってきたよー」



「ありがと!」



みんなの衣装を確認したところで、お昼になった。



「いよいよ明日だねー!!」



楽しみすぎるよー!!



その日は早めの帰宅。



「蒼ー、明日、休憩12時からじゃなくて、1時からになったから、半分しか回れなくなっちゃった…」



「いいよ。



それより、にこのクラスの行くの楽しみだな」



「あんまり期待しないでよー!」



今日は、早く寝よっ!

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