蒼空の下を、キミと2人で
蒼side
テレビを見終わり、寝ようとしたとき。


ピーンポーン



にこのお母さんだった。



なんのことか気になり、階段を下りると。



「蒼くん。



にこからなんか連絡ない?



まだ帰ってきてないんだけど…」



にこが?




「ちょっと待ってください。」



にこのクラスメートの優に電話をかけた。



「あー、もしもし?



にこいる?」



ー いるけど。



「代わって」



ー もしもし?蒼?



「にこっ!



今どこ?」



ー カラオケ、だけど…



「今何時?」



ー10時半ぐらい?



多分充電切れだろう。



「今、11時半。



にこのお母さんすごい心配してる。



どこのカラオケ?」



ー 駅前のとこ…



「駅に迎えに行くから、待ってて」



電話を切った。
< 81 / 261 >

この作品をシェア

pagetop