蒼空の下を、キミと2人で
電車の中で、にこは寝た。


朝から案内役して、ミスコンも出て、打ち上げも11時半まで行ったらそれは疲れると思う。



肩にもたれかかって寝てるのが可愛い。



「にこ。



ついたよ」



まだ眠そうなにこを、自転車のサドルに乗せて、歩いた。



こんなとき、本当に荷台があったら…



「あーおーい!」



なんか酔ってるみたい。



「なに?」



「ねーねー、私のこと好き?」



「好きだよ」



なんかいつもと違った。



「蒼!蒼はにこと結婚してくれるー?」



いきなりそんなことを言い出すからびっくりした。



「いいよ」



「じゃあ、約束!」



そう言って、小指と小指を繋いだ。



そして、家に着いた。



「にこっ!



無事でよかった。」



「お母さん!」



またあとで蒼の部屋に行く!と言わんばかりの目線が向けられた。
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