蒼空の下を、キミと2人で
バスに乗って、駅に向かった。



駅で、ジュースも買った。



電車の中で。



「すぅすぅ」



「…zz」



2人とも、寝ちゃった。



「あっ!」



起きた時には、自分たちの駅で止まって開いたドアが閉じていた。



「蒼っ!」



蒼を起こすと、とっくに通り過ぎていた。



「どうしよう…」



「ごめん。



次で降りよう」



降りた駅で。



「そんな遠くないし、歩くか」



「うん!」



電車では繋げなかったから、手をしっかり握った。
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