幽霊学園
うわぁ

止めろ!来るなぁ!


男子生徒達は必死で逃げ回る!


バンッ! ガチャン!


ある者はそこらへんにあったビ―カ―や、空き瓶を投げ付けながら逃げ回り。

ある者は、教室にあった樹の椅子を振り回していた。


さすがの首も、これでは迂濶に近寄れ無い。

空中で右に左に、フワフワと避けながら隙を伺っている。

「あっそこっ右!左!あぁ惜しい!」

「繭ちゃん……」


暫く、彼等の攻防を見ていた私は、段々ジレッたくなってきていた。

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