幽霊学園
うわ――。

それは何ともシュ―ルな光景だった。
灯りを付けた教室は、砕けたガラスや飛び散った破片が散乱し、その中心には、生徒達に囲まれた羽の映えた首が一つ落ちている。

しかも、その顔はフラスコの形に赤くなり、完全に気絶していた。

それにしても…この顔…

「この顔、さっき紹介された教師の顔じゃない?」

私は、周囲の皆を見ながらいった。
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