幽霊学園
重苦しい沈黙が辺りを支配した。


とりあえず、転がった首をそこらへんにあった布とロープでスマキにして縛り付け、動けなくした後。

私の、言葉が正しかった事はこの場にいた他数名の証言により、証明された。

つまり…この学校の教師は人ではない。

そして、自分達はこの3日間の間、この肝だめしの様な鬼ごっこを続けなくてはならないという事実に、全員が暗くなっていた。

それは無理も無いだろう。
突然、人外の生き物と手段を選ば無い、鬼ごっこと付き合えと言われたら、大抵の人は断る。

それが、私達は断る暇も無く、既に鬼ごっこは始まってしまっているのだから。

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