幽霊学園
顔を上げて見ると其処にいたのは
細身の体にスーツを着こなした
金髪に青い瞳、蒼白い肌の美形の外国人だった。

「校長。起きて下さい。」

外人はしゃがみ込むとじぃさんに手を掛ける。

「―――はっ!」
「――きゃあ!」

すると今まで固く閉じられていた瞳がカッと見開かれた。

「――ふぅ」

ヨボヨボ…プルプル…

ガクガクと小刻みに震えながら、じぃさんは身を起こした。


「おぉ…ローランド君。どうしたね?」

プルプルプルプル
と未だ小刻みに震えながらもじぃさんは、外人に話掛けた。

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