幽霊学園
ジャバッ

「……ちぃっ!」


「なんて事するんがなー!?」

フワリと宙に浮く事で難を逃れたヒトダマに私は舌打ちせずにいられなかった。


「飛べたか…」

フワリフワリと浮かびながら、なお抗議しているヒトダマを見る。

「全く、今年の新入生は乱暴だがなー。こんなんで大丈夫とはとても思えんがな。そもそも校長と同じ人間とは思えんがな。」


「…はぁ?」

「え…」

「嘘ぉ」

ヒトダマの爆弾発言に私達は一様に声を上げた。

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