幽霊学園
そのまま、菜箸ではっしと掴む。
すると、びくっと驚いた様な反応が帰って来た。
私は其のまま力を緩め無いように、そして近づき過ぎない様に細心の注意を払いながら、引き寄せた。
「なっ、何するがな~!!?」
菜箸にしっかりと捕獲された人魂は青い炎を揺らしながら喚く。
「貴方なら知っているでしょう?あの化物先生達の弱点を言いなさい。」
ニヤリッと笑い上から憐れな子羊を見下ろす。
「しっ知らんがな~」
しかし、自分の置かれている立場がいまいち良く分かっていないらしい…。
微妙に視線を外して、そう宣う。
「武志君。」
「はっはい!?」
振り返る事無く。にっこりと笑いながら、声をかければ、若干脅えを含んだ声が答える。
「水。」
「……!!」
「…え」
「うわっ」
「……」
「酷い…」
私の言葉に己の末路を知ったか、子羊は恐怖に目を見開き。
武志は戸惑い。駿一はヒキツリ。光正は無言。守は同情したのだった。
すると、びくっと驚いた様な反応が帰って来た。
私は其のまま力を緩め無いように、そして近づき過ぎない様に細心の注意を払いながら、引き寄せた。
「なっ、何するがな~!!?」
菜箸にしっかりと捕獲された人魂は青い炎を揺らしながら喚く。
「貴方なら知っているでしょう?あの化物先生達の弱点を言いなさい。」
ニヤリッと笑い上から憐れな子羊を見下ろす。
「しっ知らんがな~」
しかし、自分の置かれている立場がいまいち良く分かっていないらしい…。
微妙に視線を外して、そう宣う。
「武志君。」
「はっはい!?」
振り返る事無く。にっこりと笑いながら、声をかければ、若干脅えを含んだ声が答える。
「水。」
「……!!」
「…え」
「うわっ」
「……」
「酷い…」
私の言葉に己の末路を知ったか、子羊は恐怖に目を見開き。
武志は戸惑い。駿一はヒキツリ。光正は無言。守は同情したのだった。