かわいいあなたにマフラーを
誕生日会
翌日の放課後。
俺は一軒の家の前に、プレゼント片手に秋穂と並んで立っていた。
プレゼントは、昨日の放課後に急遽用意したものだ。
今時の幼稚園児が好きなものとかさっぱり分からなくて、秋穂にアドバイスをしてもらいながら選んだおもちゃなんだけど……。
いきなりやって来た知らないヤツからプレゼントを貰ったところで、果たして律君は喜んでくれるのだろうか?
そう思いながら、目の前の一軒家を見つめる。
教えられていた通り、その家は秋穂の家の隣で、律君が誕生日だからかクリスマスが近いからか、その両方なのか、イルミネーションで彩られていた。
呼び鈴を押して出てきた女性に促されるままリビングへたどり着くと、飾られた壁や、用意された沢山のご馳走が目に入った。
「おばさん今晩は。
今日はすっごく気合が入っていますね!」
「もちろんよ、愛息子のお誕生日だもの!
ところでそちらの方が、秋穂ちゃんの彼氏さん?」
秋穂が挨拶をすると、女性が俺と秋穂を楽しそうに見つめた。
俺は一軒の家の前に、プレゼント片手に秋穂と並んで立っていた。
プレゼントは、昨日の放課後に急遽用意したものだ。
今時の幼稚園児が好きなものとかさっぱり分からなくて、秋穂にアドバイスをしてもらいながら選んだおもちゃなんだけど……。
いきなりやって来た知らないヤツからプレゼントを貰ったところで、果たして律君は喜んでくれるのだろうか?
そう思いながら、目の前の一軒家を見つめる。
教えられていた通り、その家は秋穂の家の隣で、律君が誕生日だからかクリスマスが近いからか、その両方なのか、イルミネーションで彩られていた。
呼び鈴を押して出てきた女性に促されるままリビングへたどり着くと、飾られた壁や、用意された沢山のご馳走が目に入った。
「おばさん今晩は。
今日はすっごく気合が入っていますね!」
「もちろんよ、愛息子のお誕生日だもの!
ところでそちらの方が、秋穂ちゃんの彼氏さん?」
秋穂が挨拶をすると、女性が俺と秋穂を楽しそうに見つめた。