かわいいあなたにマフラーを
「律君ったら。人の名前をそんなに笑うものじゃないのよ?
それに、わたしとお揃いで嬉しいんだから」
「お揃い?」
律君は床に転がっていた体を起こして、秋穂に顔を向けた。
「秋穂の秋が終わったでしょ?
で、冬が来て、真冬君が来た。
ね、お揃い」
にこっと律くんに笑いかける笑顔が、無邪気で可愛い。
「ああ、じゃあそのあと春樹が来るっ!
冬の次は春だもんっ!」
「あ? 律、呼んだ?」
リビングの入口に、律君の声を受けて返事をする声。
昨日見た、秋穂に弁当忘れたと泣きついてきた男がいた。
あと、その男の後ろに立花と瀬田もいる。
それに、わたしとお揃いで嬉しいんだから」
「お揃い?」
律君は床に転がっていた体を起こして、秋穂に顔を向けた。
「秋穂の秋が終わったでしょ?
で、冬が来て、真冬君が来た。
ね、お揃い」
にこっと律くんに笑いかける笑顔が、無邪気で可愛い。
「ああ、じゃあそのあと春樹が来るっ!
冬の次は春だもんっ!」
「あ? 律、呼んだ?」
リビングの入口に、律君の声を受けて返事をする声。
昨日見た、秋穂に弁当忘れたと泣きついてきた男がいた。
あと、その男の後ろに立花と瀬田もいる。