かわいいあなたにマフラーを
怒り冷めやらぬ、といった風な春樹君は、まだまだ刺々しい言葉を俺にぶつけ続ける。
「それにさ、勝手に秋穂が浮気してるって勘違いして酷いこと言ったらしいし!
副会長だか学級長だか知んないけど、彼女一人大切に出来ないクセに、他のヤツらまとめようとかしてんじゃねえって!
なのに秋穂が前から嬉しそうに編んでたマフラー、こいつのだって言うじゃん?!
こいつ、 秋穂の気持ち踏みにじってる! 自分は大切にしてないクセに、秋穂からの気持ちは欲しがるんだっ!!
それで付き合ってるとか、マジで悪い冗談だろっ?」
「や、春樹、それは違うの。
わたしが悪いし……。
真冬君に、失礼なこと言わないで……?」
お願い、と両手を弟の前で合わせる彼女と、黙りこくる俺。
「それにさ、勝手に秋穂が浮気してるって勘違いして酷いこと言ったらしいし!
副会長だか学級長だか知んないけど、彼女一人大切に出来ないクセに、他のヤツらまとめようとかしてんじゃねえって!
なのに秋穂が前から嬉しそうに編んでたマフラー、こいつのだって言うじゃん?!
こいつ、 秋穂の気持ち踏みにじってる! 自分は大切にしてないクセに、秋穂からの気持ちは欲しがるんだっ!!
それで付き合ってるとか、マジで悪い冗談だろっ?」
「や、春樹、それは違うの。
わたしが悪いし……。
真冬君に、失礼なこと言わないで……?」
お願い、と両手を弟の前で合わせる彼女と、黙りこくる俺。