虹色研究部 - ニジケン -
「國枝先輩!」
私は顔を上げると同時に、【竹内 乃季】とハッキリと書いた紙を、皆に見える様に掲げた。
「改めて私を、ニジケンに入れて下さい!!」
――言った。
本当は自分でも少し驚いているけど、そうしたいと、確かに思ったんだ。
「当たり前だ、乃季。お前はもう、ニジケンの大切な仲間だよ」
「やったわ! やったわね燈!」
「まぁ元々入部してたんで、データ上の変化はないんですけどね。気持ちの変化といいますか」
黙って見守ってくれていた和田先輩は、嬉しそうに飛び跳ねていた。
滝口先輩の無表情も、いつもよりもほんの少しだけ柔らかく見える。
私は顔を上げると同時に、【竹内 乃季】とハッキリと書いた紙を、皆に見える様に掲げた。
「改めて私を、ニジケンに入れて下さい!!」
――言った。
本当は自分でも少し驚いているけど、そうしたいと、確かに思ったんだ。
「当たり前だ、乃季。お前はもう、ニジケンの大切な仲間だよ」
「やったわ! やったわね燈!」
「まぁ元々入部してたんで、データ上の変化はないんですけどね。気持ちの変化といいますか」
黙って見守ってくれていた和田先輩は、嬉しそうに飛び跳ねていた。
滝口先輩の無表情も、いつもよりもほんの少しだけ柔らかく見える。