虹色研究部 - ニジケン -
「仕方ねぇな。ちょっと代われ」
蘭先輩は國枝先輩のポジションに入り、グッと深町先輩の制服の襟元を掴んだ。
「深町。力抜いてろよ」
「な、何する気だ!? それにお前は後輩だろ? 呼び捨てにするな!」
「うるせぇな。剥がしてほしけりゃ黙ってろ」
蘭先輩は右足を粘着質な床にドンっと力強く付ける。
そして踏ん張ると、ベリベリッと深町先輩を剥がした。
その表情は全く真顔のまま緩んでいない。
「す、すごい」
「相変わらず馬鹿力だな蘭は!」
國枝先輩は、感心したようにパチパチと拍手をする。蘭先輩は「やめろ」っと照れ臭そうに返すと、自らの右足も自力でベリっと剥がしてしまった。
蘭先輩は國枝先輩のポジションに入り、グッと深町先輩の制服の襟元を掴んだ。
「深町。力抜いてろよ」
「な、何する気だ!? それにお前は後輩だろ? 呼び捨てにするな!」
「うるせぇな。剥がしてほしけりゃ黙ってろ」
蘭先輩は右足を粘着質な床にドンっと力強く付ける。
そして踏ん張ると、ベリベリッと深町先輩を剥がした。
その表情は全く真顔のまま緩んでいない。
「す、すごい」
「相変わらず馬鹿力だな蘭は!」
國枝先輩は、感心したようにパチパチと拍手をする。蘭先輩は「やめろ」っと照れ臭そうに返すと、自らの右足も自力でベリっと剥がしてしまった。