虹色研究部 - ニジケン -
「仕方ない。親友Tの分もヘルメットを作ってやるか!」
仕方ないと言いながらも、嬉しさを滲ませて顔を緩めた國枝先輩は、机の上のヘルメットを撫でる。
「トミーにそんなの渡したら、本気で殴られちゃうかもしれませんよ」
「何? 親友Tはこだわりが強いんだな。じゃあレディース用の何かいいのを考えるとするよ」
えっと、そういうわけじゃ。
ただでさえ國枝先輩とトミーは相性が悪いのに、これ以上こじれたらさすがの私もまいっちゃう。
だけど國枝先輩、体育大会を本当に楽しみにしてるんだな。
仕方ないと言いながらも、嬉しさを滲ませて顔を緩めた國枝先輩は、机の上のヘルメットを撫でる。
「トミーにそんなの渡したら、本気で殴られちゃうかもしれませんよ」
「何? 親友Tはこだわりが強いんだな。じゃあレディース用の何かいいのを考えるとするよ」
えっと、そういうわけじゃ。
ただでさえ國枝先輩とトミーは相性が悪いのに、これ以上こじれたらさすがの私もまいっちゃう。
だけど國枝先輩、体育大会を本当に楽しみにしてるんだな。