虹色研究部 - ニジケン -
すると、ガシャーンッと突然何かが割れた様な大きな音が響いた。
物音に驚いた私と國枝先輩は、その音の主を見つめる。
「あき! 大丈夫? 怪我ない?」
手に持っていた大きめのプラスチックパネルを落としたらしい滝口先輩。
心配する國枝先輩の声にも反応しない。それどころか全く動かない。
足元には割れたパネルが散らばっていた。
「滝口先輩?」
「和田さんが……恋?」
ポツリと小さく漏れた声。
口をポカンと開けた滝口先輩は、ワナワナと唇を震わせ始めた。
「あっ! あき! ごめんな、いきなり。大丈夫か?」
國枝先輩の言葉で、不審な滝口先輩の行動の理由がわかった。
物音に驚いた私と國枝先輩は、その音の主を見つめる。
「あき! 大丈夫? 怪我ない?」
手に持っていた大きめのプラスチックパネルを落としたらしい滝口先輩。
心配する國枝先輩の声にも反応しない。それどころか全く動かない。
足元には割れたパネルが散らばっていた。
「滝口先輩?」
「和田さんが……恋?」
ポツリと小さく漏れた声。
口をポカンと開けた滝口先輩は、ワナワナと唇を震わせ始めた。
「あっ! あき! ごめんな、いきなり。大丈夫か?」
國枝先輩の言葉で、不審な滝口先輩の行動の理由がわかった。