虹色研究部 - ニジケン -
「滝口先輩、和田先輩の事が好きなんですか?」
私の質問に、ボッと顔を真っ赤にさせた滝口先輩。その顔はまるでよく熟れたリンゴの様だ。
普段はポーカーフェイスなのに、和田先輩の話になった途端に感情が読める。
「お前ストレートに聞くな」
蘭先輩の言葉で我に返り、慌てて「ごめんなさい!」と頭を下げると、滝口先輩は唇を強く結んだまま、勢い良く首を左右に振ってくれた。
「まぁ俺達はずっと知ってたけど。あき、紀香の事になるとこんな感じでわかりやすいし」
蘭先輩はソファーから起き上がって伸びをする。同時に大きく飛び出したあくびは、もはや清々しい。
「紀香は色々と難しいからなー」
國枝先輩は手帳を見ながら、顔をしかめてポツリと呟いた。
私の質問に、ボッと顔を真っ赤にさせた滝口先輩。その顔はまるでよく熟れたリンゴの様だ。
普段はポーカーフェイスなのに、和田先輩の話になった途端に感情が読める。
「お前ストレートに聞くな」
蘭先輩の言葉で我に返り、慌てて「ごめんなさい!」と頭を下げると、滝口先輩は唇を強く結んだまま、勢い良く首を左右に振ってくれた。
「まぁ俺達はずっと知ってたけど。あき、紀香の事になるとこんな感じでわかりやすいし」
蘭先輩はソファーから起き上がって伸びをする。同時に大きく飛び出したあくびは、もはや清々しい。
「紀香は色々と難しいからなー」
國枝先輩は手帳を見ながら、顔をしかめてポツリと呟いた。