虹色研究部 - ニジケン -
知らないのは和田先輩本人だけって事か……。
「部長! わ、和田さんは今日もその思いを寄せている方の所ですか?」
滝口先輩は身体に力が入ってるのか、おもちゃのロボットの様なガチガチとおかしな歩き方で、私達の方に歩いてきた。
「うん。えっとね、他校の同い年の人みたい。
斉藤 野々花(さいとう ののか)十月二十日生まれのA型だって」
予想はしていたけど、相手の事までリサーチ済みなんだ。
國枝先輩の前じゃ、プライベートも何もあったもんじゃないな……。
「知ってるんだ」
無意識に口からポロッと出てしまった言葉に、國枝先輩が目を輝かせた。
「部長! わ、和田さんは今日もその思いを寄せている方の所ですか?」
滝口先輩は身体に力が入ってるのか、おもちゃのロボットの様なガチガチとおかしな歩き方で、私達の方に歩いてきた。
「うん。えっとね、他校の同い年の人みたい。
斉藤 野々花(さいとう ののか)十月二十日生まれのA型だって」
予想はしていたけど、相手の事までリサーチ済みなんだ。
國枝先輩の前じゃ、プライベートも何もあったもんじゃないな……。
「知ってるんだ」
無意識に口からポロッと出てしまった言葉に、國枝先輩が目を輝かせた。