虹色研究部 - ニジケン -
「体育大会での屈辱、まだ忘れていないからな。俺が出て来たらお前達ニジケンは解散だ! 忘れるなよ、國枝!!」
闘争心をギラギラとさせて鼻息を荒くする深町先輩は、肩を大きく上げて堂々と黒いカーテンをくぐって行った。
「……無事に、出られたらね」
クスッと聞こえた笑い声。
ぎょっとした私と視線が絡むと、國枝先輩は再び悪魔の様な笑顔を作り、ポケットからトランシーバーを取り出す。
「深町が入ったから、作戦Aでヨロシク」
彼の指令に、『イエス、サー!』っと和田先輩と滝口先輩の声が返ってくる。
そしてその声の奥には、蘭先輩の痛烈な悲鳴がハッキリと聞こえた。
闘争心をギラギラとさせて鼻息を荒くする深町先輩は、肩を大きく上げて堂々と黒いカーテンをくぐって行った。
「……無事に、出られたらね」
クスッと聞こえた笑い声。
ぎょっとした私と視線が絡むと、國枝先輩は再び悪魔の様な笑顔を作り、ポケットからトランシーバーを取り出す。
「深町が入ったから、作戦Aでヨロシク」
彼の指令に、『イエス、サー!』っと和田先輩と滝口先輩の声が返ってくる。
そしてその声の奥には、蘭先輩の痛烈な悲鳴がハッキリと聞こえた。