虹色研究部 - ニジケン -
「掲示板行くんでしょ? ちょうどよかった。ほら、行こう!」
「ちょ、ちょうどよかったって何ですか!?」
私の質問を「いいからいいから」とはぐらかした彼は、私の腕を引いて階段を下りる。
そんな國枝先輩の後頭部に向けて、フンッ!と大きく鼻を鳴らしたトミーは、私達の後を渋々歩いた。
「なっ、……何なんですかコレ!!」
掲示板に着くや否や、目の前の信じられない光景に、私は思わず声を張り上げた。
「すごいでしょ? これでアピールはバッチーリ!」
「あなた……本当に何考えてるの?」
怒りでワナワナと震えたトミーが、掲示板をバンッ!と強く叩いた。
掲示板には、いつの間に撮ったのか、私と國枝先輩のツーショット写真を載せた巨大ポスターが貼り付けられていた。
更にポスターの余白部分には、二人の馴れ初めやお互いの好きな所など、架空の情報がビッシリと書かれている。
「ちょ、ちょうどよかったって何ですか!?」
私の質問を「いいからいいから」とはぐらかした彼は、私の腕を引いて階段を下りる。
そんな國枝先輩の後頭部に向けて、フンッ!と大きく鼻を鳴らしたトミーは、私達の後を渋々歩いた。
「なっ、……何なんですかコレ!!」
掲示板に着くや否や、目の前の信じられない光景に、私は思わず声を張り上げた。
「すごいでしょ? これでアピールはバッチーリ!」
「あなた……本当に何考えてるの?」
怒りでワナワナと震えたトミーが、掲示板をバンッ!と強く叩いた。
掲示板には、いつの間に撮ったのか、私と國枝先輩のツーショット写真を載せた巨大ポスターが貼り付けられていた。
更にポスターの余白部分には、二人の馴れ初めやお互いの好きな所など、架空の情報がビッシリと書かれている。