虹色研究部 - ニジケン -
「よく寝た。あれ、燈達は?」
「今日は大学の説明会でお休みですよ。和田先輩からメールが来てました」
「あー。もう週明けに卒業だもんな」
大きなあくびをする蘭先輩は、立ち上がり身体を伸ばした。
そしてパイプ椅子に掛けていたカーディガンを羽織ると、そのまま椅子に座る。
「そうですね……。三人も居なくなっちゃうと、ニジケンは一気に寂しくなっちゃいますね」
「まぁ、静かにはなるな」
そう、週明けの火曜日、あと四日で、三年生は卒業式を迎える。
他の部の三年生はとっくに引退していて、恐らく残っているのはニジケンぐらいだ。
そんなニジケンの先輩達も、もうすぐ卒業してしまう。
「蘭先輩。卒業のお祝いパーティーとかしませんか? 私達から先輩達に、今までの感謝を込めて」
私の言葉に、蘭先輩は無表情のまま、腕を組んで考える。
「今日は大学の説明会でお休みですよ。和田先輩からメールが来てました」
「あー。もう週明けに卒業だもんな」
大きなあくびをする蘭先輩は、立ち上がり身体を伸ばした。
そしてパイプ椅子に掛けていたカーディガンを羽織ると、そのまま椅子に座る。
「そうですね……。三人も居なくなっちゃうと、ニジケンは一気に寂しくなっちゃいますね」
「まぁ、静かにはなるな」
そう、週明けの火曜日、あと四日で、三年生は卒業式を迎える。
他の部の三年生はとっくに引退していて、恐らく残っているのはニジケンぐらいだ。
そんなニジケンの先輩達も、もうすぐ卒業してしまう。
「蘭先輩。卒業のお祝いパーティーとかしませんか? 私達から先輩達に、今までの感謝を込めて」
私の言葉に、蘭先輩は無表情のまま、腕を組んで考える。