虹色研究部 - ニジケン -
ニジケン、歓迎する
華々しい青春の幕開け。
これから始まる新たな日々に胸を躍らせながら、薄ピンクのカーペットを歩いていた昨日の私。
しかし帰る頃には、抱いていた夢も希望も、まさに桜のように儚く散ってしまっていた。
家に帰ってベッドに横たわれば、身に起こったあまりにも衝撃的な出来事が蘇る。
すると脳が勝手に『今日私は何をしていたんだろう』と、現実逃避を起こした。
そんな私を察したのか、なんと夢にまで國枝先輩が出てきたのだ。
笑顔の國枝先輩に散々追いかけ回されて、私は夜中に飛び起きた。
もしかしてこれも國枝先輩の特殊能力? なんて考えだしたら、結局ほとんど眠れなかったんだ。
「おはよう乃季。昨日あれからどうなった……って、何その顔!」
登校してくるなり、トミーは大きな目を更に見開いて駆け寄ってきた。
これから始まる新たな日々に胸を躍らせながら、薄ピンクのカーペットを歩いていた昨日の私。
しかし帰る頃には、抱いていた夢も希望も、まさに桜のように儚く散ってしまっていた。
家に帰ってベッドに横たわれば、身に起こったあまりにも衝撃的な出来事が蘇る。
すると脳が勝手に『今日私は何をしていたんだろう』と、現実逃避を起こした。
そんな私を察したのか、なんと夢にまで國枝先輩が出てきたのだ。
笑顔の國枝先輩に散々追いかけ回されて、私は夜中に飛び起きた。
もしかしてこれも國枝先輩の特殊能力? なんて考えだしたら、結局ほとんど眠れなかったんだ。
「おはよう乃季。昨日あれからどうなった……って、何その顔!」
登校してくるなり、トミーは大きな目を更に見開いて駆け寄ってきた。