虹色研究部 - ニジケン -
――「な……なんなんですかこれは!!」
校庭にやって来ると、そこには目を疑うような光景が広がっていた。
「うわー。燈、また派手にやらせてるな」
「私汚れるからこれ苦手なのよねー」
「部長。頼まれていた物です」
滝口先輩が差し出した1メートルほどの黒いケースを、國枝先輩は嬉しそうに受け取る。
その中からズルッと出てきたのは――バズーカ砲。
人生の中でこんなものを直接目にする日が来るとは思わなかった私は、更に目が点になる。
「ズルイ! 私達のはないの?」
「へっへん! これは俺の特注だよー」
唇を噛んで羨ましがる和田先輩と、得意気に鼻を鳴らす國枝先輩が何を言ってるのかすら、パニック状態の私の脳みそでは理解出来ない。
校庭にやって来ると、そこには目を疑うような光景が広がっていた。
「うわー。燈、また派手にやらせてるな」
「私汚れるからこれ苦手なのよねー」
「部長。頼まれていた物です」
滝口先輩が差し出した1メートルほどの黒いケースを、國枝先輩は嬉しそうに受け取る。
その中からズルッと出てきたのは――バズーカ砲。
人生の中でこんなものを直接目にする日が来るとは思わなかった私は、更に目が点になる。
「ズルイ! 私達のはないの?」
「へっへん! これは俺の特注だよー」
唇を噛んで羨ましがる和田先輩と、得意気に鼻を鳴らす國枝先輩が何を言ってるのかすら、パニック状態の私の脳みそでは理解出来ない。