虹色研究部 - ニジケン -
「あれは風紀委員長の深町よ。この学校で唯一燈に食いかかる希少生物なの」
知らぬ間に隣に来ていた和田先輩が、「ふふっ」と笑って説明してくれる。
「深町は正義感の塊で、問題を起こす度にこうしてやってくるんだけど、いつも燈の悪知恵に一歩敵わない残念な男なのよ」
「そうなんですね……」
なんて気の毒な人だろう。
どう考えても正論なのは深町先輩なのに。
「ほらほら深町おいでー!」
「おのれ! あの機械を止めろ! って、うわぁ!!」
國枝先輩を追いかけていた深町先輩の顔面に、パイが見事命中した。
「うわぁ。深町もゴーグル貸してやろうか?」
へばり付いたパイのせいで表情はわからないが、深町先輩はワナワナと大きく身体を震わせている。
どうやら言葉も出ないほどに怒っているらしい。
知らぬ間に隣に来ていた和田先輩が、「ふふっ」と笑って説明してくれる。
「深町は正義感の塊で、問題を起こす度にこうしてやってくるんだけど、いつも燈の悪知恵に一歩敵わない残念な男なのよ」
「そうなんですね……」
なんて気の毒な人だろう。
どう考えても正論なのは深町先輩なのに。
「ほらほら深町おいでー!」
「おのれ! あの機械を止めろ! って、うわぁ!!」
國枝先輩を追いかけていた深町先輩の顔面に、パイが見事命中した。
「うわぁ。深町もゴーグル貸してやろうか?」
へばり付いたパイのせいで表情はわからないが、深町先輩はワナワナと大きく身体を震わせている。
どうやら言葉も出ないほどに怒っているらしい。