虹色研究部 - ニジケン -
「……くっそう!!」


キッ!っと深町先輩が私を睨みつける。


「えっ!?」


「お前が新入部員の竹内 乃季か!」


深町先輩が顔のクリームを拭いながら私に近付いてくる。

こ、殺される!?


私は深町先輩の気迫に押され、動く事も出来ずただ戸惑うしかなかった。


「竹内 乃季!!」


「は、はいっ!!」


「お前どうしてこんなぶっ飛んだ部活に入った!?」


ビシィッ!と私を指差す深町先輩はまじまじと私を見つめる。

鋭い目が、怖い。
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