虹色研究部 - ニジケン -
「深町が負けたら何してくれる?」


「そうだな。とんでもなく屈辱的な事だが……俺がニジケンに入部してやる!!」


深町先輩は口にするのも嫌な様で、顔を引きつらせ、ゼーゼーと呼吸を荒くさせた。


「いい。深町はいらない」


「おっ、おのれ國枝……!! いいだろう。そっちがその気なら何でも一つだけ言う事を聞いてやる!」


「よし乗った! その言葉、忘れるなよ」


「当たり前だ。男に二言はない!」


深呼吸をした深町先輩は、キッ!と渾身の気合いを込めて國枝先輩を睨み付ける。

けれどクリーム塗れのせいか、いまいち締まらないな。
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