拝啓、「俺」様
教室には既に生徒がいっぱい。
空いてる席は……窓際かよ。
夏の窓際って暑いからイヤなのに。
仕方なく窓際2番目の一番後ろに座る。
ガラッ
扉が開いた
「今日は模試の過去問やるぞ〜」
そう言ってプリントが配られる。
30分ぐらい経っただろうか。
ガラッ
突然扉が開いた
「遅れてすいません!」
黒いロングヘアに前髪を幼稚園の子が着けるようなピンで留めた小さな女の子が、ほぼヘッドスライング状態で入ってきた。
「おチビちゃん、何回遅刻するなと言えば分かる?」
栗りんが言う。
「栗りん聞いて!自転車壊れたから引いてくるしかなかったの!」
おチビちゃんは一生懸命説明している。
「何回お前の自転車は壊れるんだ!いいから座れ!」
栗りんに怒られたおチビちゃんは空いていた俺の隣の席に座って問題を解き始めた。
空いてる席は……窓際かよ。
夏の窓際って暑いからイヤなのに。
仕方なく窓際2番目の一番後ろに座る。
ガラッ
扉が開いた
「今日は模試の過去問やるぞ〜」
そう言ってプリントが配られる。
30分ぐらい経っただろうか。
ガラッ
突然扉が開いた
「遅れてすいません!」
黒いロングヘアに前髪を幼稚園の子が着けるようなピンで留めた小さな女の子が、ほぼヘッドスライング状態で入ってきた。
「おチビちゃん、何回遅刻するなと言えば分かる?」
栗りんが言う。
「栗りん聞いて!自転車壊れたから引いてくるしかなかったの!」
おチビちゃんは一生懸命説明している。
「何回お前の自転車は壊れるんだ!いいから座れ!」
栗りんに怒られたおチビちゃんは空いていた俺の隣の席に座って問題を解き始めた。