彼女の教室
明日香さんがいきなり叫ぶ。皆は「え?」とキョロキョロする。
「今朝の、えーと…梓ちゃん?だよね、やったぁ、会えて嬉しい!」
手を組んで、乙女のように…というより乙女だ。天使のように可愛らしい笑顔で笑う。
私の席のとなりに座り、「やったね、梓ちゃん」とガッツポーズしてくる。
その姿もまた可愛かった。
でも、何故、名前を知ってるの?
そう聞きたかったけどなぜか聞けなかった。
ーーーーー弱いなぁ、私。
「梓って、呼んでもいい?」
ノートのはしに丁寧に書かれたその文字を1文字1文字たどる。その瞬間、自分に味方というものがついたような気がした。
「明日香って、私も呼ぶ。」
シャーペンの刻む文字が明日香の瞳に写る。
輝き出すその瞳を見ているのが、幸せだ。不思議なくらいに。
「(^o^)やった!」
笑顔でピースをする。ついでに私もピース。
こんなにも自分だけに特別な顔をしてくれる人なんていなかったからーーーーー。
彼女が天使のように思えた。一軍の女子、美里が見ていることも知らずにーーーーー。
「今朝の、えーと…梓ちゃん?だよね、やったぁ、会えて嬉しい!」
手を組んで、乙女のように…というより乙女だ。天使のように可愛らしい笑顔で笑う。
私の席のとなりに座り、「やったね、梓ちゃん」とガッツポーズしてくる。
その姿もまた可愛かった。
でも、何故、名前を知ってるの?
そう聞きたかったけどなぜか聞けなかった。
ーーーーー弱いなぁ、私。
「梓って、呼んでもいい?」
ノートのはしに丁寧に書かれたその文字を1文字1文字たどる。その瞬間、自分に味方というものがついたような気がした。
「明日香って、私も呼ぶ。」
シャーペンの刻む文字が明日香の瞳に写る。
輝き出すその瞳を見ているのが、幸せだ。不思議なくらいに。
「(^o^)やった!」
笑顔でピースをする。ついでに私もピース。
こんなにも自分だけに特別な顔をしてくれる人なんていなかったからーーーーー。
彼女が天使のように思えた。一軍の女子、美里が見ていることも知らずにーーーーー。